2階くらまで伸びた大きな木を「手が届くくらいまで小さくしてください」と希望されることがあります。

大きな木をばっさり切るのは、木にとってとても命取りです。
木は、幹があって枝があってその先に葉がつきます。
葉で光合成をして栄養を全体に送って木が成長しています。
例えばその大木を半分に切ると、ほぼ幹だけになってしまいます。
枝、葉が急になくなって木はどうやって生きていったらよいでしょう。
切ったところから、葉が出てきたりしますが、ちゃんと育つかどうかは保証できません。
数枚の葉がどうやって大きな幹のエネルギーつくるのでしょう。
木は基本的に寿命がありませんが、上記のように葉が多く失って光合成ができずエネルギー不足になったり、切り口から虫が入り中を食われてしまったり、水枯れ、根腐れなどで枯れていきます。

その形を整える抑えるために剪定が必要です。
切り方も樹種によっていろいろです。
その木にあった剪定をしないと枯れたり、花が咲かなくなったり不自然な形になったりします。
また、剪定は基本的に花が咲いた後にします。なぜなら花が終わりしばらくすると来年の花の芽を作るのです。
春に咲いた花は、木にもよりますが夏よく見るとすでに小さい蕾のようなものがみえます。春から夏って生長期だからたくさん伸びますよね。
うっとうしいなあと思って夏後、ばっさり切ってしまうと来年の花がなくなってしまいます。

そういったことを防止して綺麗な樹形を保ち、お庭の良い存在で居られるようにするのが、年1回、2回のメンテナンス(剪定・掃除・消毒・施肥など)です。
弊社では多くの知識と経験をもっている職人が、植物と心を通わせ丁寧にお手入れし、みなさんのお家の木を育てています。
木も生きています。
丈夫で健康な木を多く街に残したいと思っています。